日進市の子育て情報サイト
学び 2023年3月6日

二人目不妊?と思ったら

「不妊」というと、子どもがいないカップルを想像する人も多いかもしれませんが、すでに子どもがいる多くのカップルも、不妊に悩んでいるといわれているようです。「もしかして?」と思ったら、一人で抱え込まないで、下に紹介する相談機関などへ相談することも考えてみてくださいね。

2022年4月から不妊治療が保険適用となりました。

*年齢と治療回数の制限があります。

体外受精などの基本治療はすべて保険適用されます。

一般不妊治療

・タイミング法
・人工授精

生殖補助医療

・採卵・採精 → ・体外受精・顕微授精 → 授精卵・胚培養 → 胚凍結保存 → 胚移植

不妊を経験し、現在ピアカウンセラーとして活躍されている方からのメッセージです。

●NPO法人fine認定不妊ピア・カウンセラー 上田祐三子(二人目不妊を経験)

二人目不妊の方は、「もう一人産めて当たり前」と周囲に思われがち。「二人目はまだ?」「一人っ子はかわいそう」といった心ない言葉に焦り、傷つくこともあるのではないでしょうか。一方、不妊治療をしたら、「一人いるんだから、お金をかけて治療しなくても…」と言われ、モヤモヤした、なんて話も耳にします。また実際治療するとなると、通院の度に子どもの預け先を探したり、子どもの世話をしながら、忘れずに薬を飲んだり自己注射したり…。自分のことに集中できる一人目の治療とは違った大変さもあります。心がいっぱい、いっぱいになってしまった時、辛くてどうしようもない時は、一人で抱え込まず、私たち不妊ピア・カウンセラーを気軽に頼ってくださいね。

●NPO法人fine認定不妊ピア・カウンセラー 金澤佳美(10年不妊を経験)

私は不妊で悩んでいる間、友人の妊娠を喜べず、そんな自分か嫌になったり、悲しみで感情のコントロールできなくなったことが何度もありました。思い描いていた未来に手が届かない悲しみは、それが二人目でも三人目でも同じではないかと思います。そして治療は体と心に大きな負担を強います。子育ても治療も頑張っている自分をどうかほめてあげてほしいと思います。心が混乱している時は、日記を書いたりだれかに話すなど、気持ちを外に出すことがおすすめです。専門の機関もありますので、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

NPO法人Fine(不妊の当事者団体)のカウンセリング事業。不妊を経験した不妊ピア・カウンセラーによる相談やおしゃべり会などはこちら


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詳しくは厚生労働省のHPをご覧ください。こちら

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