子どものくせがなかなか直らず、気になっています。どう声をかけたり、対策すればやめさせられるのでしょうか。保健師さんにお話を伺いました。
くせとは、同じ行動を何度も繰り返すことで習慣化してしまう行動のこと。指しゃぶりや爪噛み、鼻をほじる、性器をいじる、髪の毛をひっぱるなど、子どもの気になるくせはさまざまです。大体のくせは自然に改善していくものですが、身近にいるお父さんお母さんは衛生的に心配になったり、早く直したい気持ちになったりしますよね。
まずはどんな時にそのくせがでているか、お子さんの様子を観察してみましょう。
退屈しているとき、不安や緊張を感じているとき、刺激を楽しんでいるなど、その原因に合わせて声をかけたり対策をとることで、頻度が減ってくることがあります。
ポイント
・くせに気づいたら本人が楽しめる遊びに誘ってみる(他に気をそらす)。
・不安そうなら他のスキンシップを提案してみる。
・行動を自分で気づけるように声をかけてみる(叱らない)。
・くせが出ていない時に褒める。
注意点
怒ったり、無理にやめさせたりすることは逆効果です。「汚い」「だらしがない」など本人を否定するような言葉がけは避けましょう。
※無意識にしてしまう行動であり本人の性格とは無関係です。
自分を傷つけるようなくせや、その行動へのこだわりが強くなってきた時は、専門家に相談することも大切です。くせが目に付くと周りは気になるものですが、本人が自分で考えて対処法を選べるようになるまでは、ゆっくり見守っていきましょう。
情報提供:日進市健康課