\どんなやり方してた?/
具体策を聞いてみました!
寝かしつけの時どうしていましたか?
ご家庭によって色んなやり方がありますが、お子さんが、何かに触れながら安心して寝ている様子を目にします。それぞれのお子さんに合った、心地よく安心して寝られるものが見つかるといいですね。
(訪問型家事育児支援「りんりん」の訪問員さん)
私はとにかく『ルーティン』が大事と思います!
わが子は、抱っこやおっぱいで寝かしつけをしていません。保育園に入ることを見越して、布団で寝かせ、添い寝はせず、トントンすることで寝かせていました。お決まりの本を読んだり、お決まりの歌(退屈な歌がおすすめ)を歌ったり、頭やからだをさすったり。子どもが心地よいと思う入眠儀式を見つけて、それをルーティンにするのが大事と思います。
(元保育園の保育士さん)
起こしてもなかなか起きない、ぐずって大変。そんな時、何かいい方法はありますか?
気持ちを切り替えられるような提案をしてみては?お外遊びやおもちゃなど好きな遊びに誘ってみてはいかがでしょう。子どもが気持ちを切り替えられるような提案の引き出しをいくつか用意しておくと良いです。いろいろな提案の中に、子どもに刺さるものがあって、スッキリ起きられるかも。
(元保育園の保育士さん)
\保健師さんに質問!/
睡眠にまつわるあれこれ
寝苦しい夏。寝る環境はどうすれば良い?
寝苦しい夏の夜は室温・湿度の調整や寝具と服装の工夫をしましょう。エアコンを27 ~ 28 度に設定して一晩つけておき、あれば除湿機やエアコンの除湿機能を活用して湿度を50~60%に保つと良いでしょう。お子さんは寝ている間も汗をかいて体温調節をするため、汗を吸収しやすい綿素材のシーツやパジャマを選びましょう。赤ちゃんには、半袖の肌着に薄手のパジャマを組み合わせるなど、体温調節しやすい服装がおすすめです。
夜寝ている間に布団を蹴ってしまう!心配で夜ゆっくり眠れない…泣
睡眠中、体温調節のために無意識に布団を蹴ってしまうことがあります。多少布団から手足が出ていても心配はないですが、腹部が冷えると腸の動きが活発になりすぎて下痢を起こしやすくなったりします。お腹を冷やさないように、腹巻きが付いたパジャマを選ぶのも効果的です。
ねんトレや寝かしつけアプリなどいろいろあるけど…?
お子さんの睡眠のリズムを整えるために、まずは大人も含めた家族の生活リズムを整えていくことが大切です。お子さんが安心して心地よく眠れるような環境づくりもしましょう。最近はねんトレや寝かしつけのためのアプリも出てきていますが、お子さんや家庭の状況に合わせ、必要があれば補助的に上手に活用しましょう。お子さんの睡眠や生活リズムにお困りの場合は、保健センターや小児科にご相談ください。
\さいごに/
子どもの睡眠は、家族の生活様式や、保護者の寝る時刻などによって大きく影響されるものです。そのため、家族全体で睡眠環境について考えたいですね。
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の中で、夜泣きをしても「しばらく対応せずに様子をみる方が、そのまま眠れることが増え、夜泣きが減る」ことがあり、「日本では、赤ちゃんが泣くたびに抱き上げてあやすことが多いと思いますが、あやしても赤ちゃんがなかなか寝つけない場合、住宅事情で難しい場合もありますが、一呼吸おいてみても良いでしょう。」とあります。
寝かしつけにも、今はいろんな方法、考え方があります。個人差もあります。どれが正しいということはありません。子どもが保護者の愛情を感じて、心地よく眠りにつける、安心で安定した環境が整っていることを大事にしたいですね。
参考
●健康づくりのための睡眠ガイド2023( 厚生労働省 ) はコチラ
●健やか親子21妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報「未就学児の睡眠指針」
(こども家庭庁) はコチラ
こちらも参考になります→
●未就学児のための睡眠Q&A~保護者の方へ~ はコチラ
●Good Sleepガイド はコチラ
情報提供: 日進市指導保育士 奥田先生/日進市健康課