メディアのスクリーンタイムは
どのくらいを目安にしたら良い?

「楽しい」「飽きない」「疲れない」がスマホやゲームなどの特徴。大人には経験値があるので、その経験と照らし合わせながら使用できる。しかし、子どもはまだ経験値が少ないので、乳幼児期に見せる場合は、内容に気をつけながら保護者が一緒に見ると良い。

上手に付き合うにはどうすれば良い?
●視聴時間を設定する
●大人が使い方を上手に指示していく
●特性を理解して区切る
子どもの発達の特性をよく理解し、分かりやすいルールを決める。
例えば、時間で区切るより、視聴している動画が終わったら区切るとやめられる場合も。
●アイメッセージで伝える
頭ごなしに叱ったり、視聴をやめられないことで子どもを否定するような言い方をしたりするのではなく、保護者がどう思っているか、保護者を主語にして気持ちを伝える。
「アイメッセージ」を使うのがおススメ。
「ゲームやめなさい」 ⇒ 「ゲームばかりしていてママは心配してるよ」
「 外に遊びに行くのはどう?」と他の遊びを提案するのもあり。
●抱っこなど子供とのふれあいを大切にする
乳幼児期は子どもにとって愛着形成に大事な時間。
抱っこなどのふれあいや声かけなど身近な人とのやり取りや、絵本を読んだり体を動かしたりして五感を使って遊ぶことを大事に。
デジタルメディアを生活から完全に切り離すことが難しい現代において、「メディアの悪影響を避ける」こと以上に「愛着形成や五感を使った能動的な遊び」の機会を確保するという積極的な育児戦略が大切です。
取材協力
Dsこどもとみんなのクリニック
院長 鈴木大次郎氏

今回の特集では、子どものメディア視聴について取り上げました。
現実には、家事のときや子育ての合間の息抜きに、テレビや動画に頼ってしまうこともありますよね。
子どもの年齢が上がるにつれ、多くの家庭でテレビや動画を見せているという実態があり(※5)、また、「メディア視聴が発達によくない」=「子どもに見せない指導」につながるものではないという専門家の見解(※3)もあります。
子どもの長すぎるメディア視聴は心配ですが、大事なことは上手に付き合うこと。ご家庭でこの機会に見直してみてはいかがでしょうか?
(※3)「PLOS ONE」HP
「Screen Time の慢性化」は健康障害を引き起こす要因となり得る
(※4)「米国小児科学会(AAP)」特に学童期以降は時間制限ではなく、視聴するコンテンツの「質」、利用時間による睡眠、運動、学業といった他の重要な活動を妨げていないかを重視。
(※5)「Chronobiology In Medicine」HP
3~5か月児健診、9 ~ 10 か月児健診、1 歳6 か月児健診、3 歳児健診、5 歳児健診のための「健やか子育てガイド」(令和5 年度)
(ふぁまっぷ2026冬号 特集より)


