赤ちゃんだった我が子も、自我で出てきて何でも「イヤ!」の毎日…イヤイヤにどうつき合ったらいいか悩みますよね。そこで日東子育て支援センターのベテラン保育士さんにイヤイヤ期の子どもとの上手な付き合い方について教えていただきました。イヤイヤ期真っ最中でお困りの方や、これから迎えるイヤイヤ期に不安を感じている方は参考にしていただきたいです。
頑張っているみなさんへ~保育士からのアドバイス
子どもは何を言っても嫌われないってわかっているからイヤイヤができるんです。イヤイヤ期は、親と子どもの信頼関係ができている証、愛情をしっかりかけている証拠だと思ってほしいです。
イヤイヤ期の親は大変だと思います。まずは、共感、主体性、ほめるを意識してみてはいかがでしょうか。自分の子どもの頃を振り返ったりして、子どもの気持ちになってみると良いかもしれません。
また、子どものイヤイヤに対応するには、引き出しをいかにたくさん持つかが大事だと思います。そのために、いろんな情報を得て作戦を持つと良いと思います。
親にとって気持ちの余裕は必要です。心を元気にするために、一呼吸おく、甘いものを食べるなど、ストレスを減らす方法やリフレッシュの仕方を見つけると良いです。支援センターなどで同じ子どもを持つ親と話をして気持ちを共有するのも大事です。
たまにはデリバリーでもコンビニでもOKです。当たり前に思っていることができなくても、そんなに気負わなくて大丈夫です。妥協点を見つけることが大事です。
親には日々のルーティーンがあると思いますが、ダメな時は変えたり、やめてみるのもアリです。怒ってしまったときは素直に謝ればよいです。一度抱きしめてみれば、きっと伝わります。ダメだなぁとそう感じられただけで良い一歩です。
保育士さんに質問!
Q1.叱る際の夫婦の役割分担について、どのようなことに心がけたら良いでしょうか?
悪いことをしてママが叱った時に、パパが「ママ怖かったねー。」と言うのはNGですね。子どもも賢いので、パパなら優しくしてくれると、逃げ道にされてしまいます。ママとパパで言うことが違うと子どもは迷ってしまうので、夫婦で絶対ダメなラインや方向性を話し合っておくと良いです。叱るときに言葉としては「ママは嬉しくなかったよ。ママは嫌だったよ」と伝えるのが良いでしょう。次に別の人が間に入ると良いと思います。
Q2.モノでつるのはよくないことでしょうか?
我が子のことを知っているからできる工夫だと思います。どうしようもない時は、例えばラムネ1個与えても良いのではないでしょうか。いつも欲しがるようになったら嫌だとは思います。でも買い物も親の都合で連れてきている部分もあるでしょう。その分ご褒美がいけないとは思いません。「今日はつき合ってくれてありがとうね。」と感謝を伝えてご褒美を上げると良いと思います。
いかがでしたか?イヤイヤ期の我が子と付き合うは本当に大変だと思います。引き出しがたくさんあると、「はいはい、そうきたか。」とこれがダメならこっちと、臨機応変な対応ができるようになるかもしれませんね。