ぴょーんとジャンプのバッタ、シャキーンとカマキリ、歌に出てくる鳴く虫たちもいますよね。秋の虫ってなんて魅力的なんでしょう!
虫好きなお子さんも、ちょっと苦手な方も、秋の虫を楽しんでみませんか?
秋に見られる虫の種類
11月頃まで見られるよ。
※その年の気温にもよります。
■ショウリョウバッタ
三ツ池公園に行くと歩くたび、ぴょんぴょん飛ぶよ
■キリギリス
堤防などの背の高い草の生えているところが好き
■エンマコオロギ
落ち葉の下など暗いところにいるよ
■トノサマバッタ
愛知池の草原の地面にいるかも
■コバネイナゴ
田んぼや草むらにいるよ
■カマキリ
葉の上で獲物を探しているよ
■ダンゴムシ
草原の地面を探してごらん
【ポイント】
※同じ場所であっても、草の長さや種類など環境が変われば違う虫が住んでいるよ。
※見えているところだけにいるわけじゃないよ。葉の裏側や石の下、落ち葉をめくってみると虫が隠れているかも。
※採る時は、スウィーピングといって、草の上部をすいーっと虫網でかすめとると予想していなかった虫が採れることも!
※菌を持っているときもあるので、触った後は手を洗おう。
飼い方
◎温度を適温に
高温になりすぎないように置く場所に注意しましょう。
◎空気が巡回するように
穴をあけたり、網状のふたにしよう。
◎何を食べるかを調べる
住んでいた場所に餌になる植物などがあるはず。
※2~3日だけてもOK。卵が孵るまでOK。
※自然に返す時はできるだけ同じ場所。難しければ似ている場所に。
親が苦手・子どもが虫嫌い…
触れる機会が少ないから当然。触らなくてもいいから、虫のいる場所に連れていってあげて、「きれいだね」「おもしろいね」そう感じるところから始めてみよう。意外とじっくり見ると愛着が湧いてくるよ。子どもが見たいだけたっぷり見られるよう親は待ってあげよう。
帰宅後に図鑑、本、動画などでその虫を探してみても。
※大切なこと・・・「きゃー!」と言わないでね、子どもも怖がるから。
最後に
虫の観察を通して、自然と人との付き合い方を考えていくきっかけにしていってもいいですね。子どもが生きものをじっくり観察して、何をしているのだろうと不思議がったり、思いがけない発見をしたりする機会になるとうれしいです。また、子どもの遊びはおもちゃや遊具のあるところだけではありません。自然や虫がいるだけで遊びになる。そういった場所をみんなで残していきたいものです。
取材協力/日進岩藤川自然観察会 鬼頭 弘さん