これからコップ飲みを子どもに教えたい時、どのように進めていけば良いでしょうか?保健師さんにコツを教えてもらいました。
コップ飲みを始める時期の目安はだいたい離乳後期(9 ~ 10か月頃)です。この頃になると舌を左右に動かしたり、歯ぐきを使って食べ物をかみつぶせたりするようになります。唇・舌・顎をコントロールできるようになる時期からコップ飲みの練習を始めてみましょう。
舌を上顎につけて飲み込むという口の動きを学ばせるためにもストローで飲ませる前にコップ飲みの練習から始めるといいでしょう。
コップ飲みの練習をする時のヒント
●まずはパパやママの真似から
親が手本を見せたり、おままごとをしたりしてコップを使うことに興味を持たせましょう。
●小さく軽いコップからスタートしましょう
子どもの口のサイズに合わせた直径が小さいコップから始めましょう。両手ハンドルつきのタイプなどがお勧めです。
●中身は半分以上入れてあげましょう
こぼすからと中身を少なくすると、なかなか水が口に入らず勢いよく上を向いてしまい水が顔にかかったり、飲むことを難しく感じたりすることがあります。
●こぼすのは当たり前、家のお風呂やプールで練習してもOKです。
最初はうまくいかなくて当たり前だと思いましょう。失敗しても叱ったりせず、こぼす前提でよだれかけやタオルを準備しておきましょう。こぼれることが気になる場合は、家のお風呂やプールで練習する方法も有効です。
コップを嫌がる時は、喉が渇いているタイミングや機嫌が良い時に練習してみましょう。また、子どもの好きなキャラクターのコップを選んであげるのもいいですね。子どもひとりひとりのペースがあるので、「早くできるようにしなきゃ」と焦る必要はありません。子ども自身のペースで練習するのを見守っていきましょう。
◎情報提供:日進市健康課