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栄養・食事 2020年8月25日

水分の摂り方

乳幼児は体の80%ほどが水分でできています。そうはいっても体が小さいので体の中に貯めておける水分量は多くありません。この時期、脱水にならないようにこまめな水分摂取を心がけましょう。
 離乳食中期頃までは母乳、ミルクをしっかりと飲んでいるため、水やお茶がたくさん飲めなくても大丈夫です。脱水が心配な時は、おしっこの回数が減っていないかを目安にしてください。
 また、食事中の水やお茶は流し込む癖をつけやすいのでお勧めしません。食事前もお腹が膨れてしまうのと、胃液が薄まってしまうのでやめておきましょう。ただし、起きてすぐ等で口が乾燥している場合は少し飲んでからのほうが誤嚥を防げます。食事中には汁物で水分調整をして、水やお茶は口の中をきれいにする意味も含めて、食後に飲む習慣をつけましょう。
 赤ちゃんの口は小さく、飲み口が大きなものは飲みにくいので、小さなものから練習しましょう。
だんだん上手になって、ひと口分をゴクンと飲めるようになります。その後、離乳食後期頃になるとゴクン、ゴクンと連続して飲めるようになってきますので、それまでに少しずつ練習しておくことが大切です。
 ちょうど離乳食後期になると、食事中の水分も減り、母乳やミルクも減ってくるため、しっかりと水分摂取を意識する時期になります。「水やお茶を飲んでくれません」とママからよく相談を受けますが、大切なのは一度にたくさん飲むことではなく、こまめに飲むことなので、ゴクゴクと飲んでくれなくても大丈夫。こまめに声をかけてひと口でも飲んだらいっぱいほめてあげてください。
 スポーツドリンクや味付きの水などは、糖分がたくさん入っていますので、水を飲んでくれないからと常飲するのはやめてくださいね。
監修:伊藤日奈子さん(管理栄養士)

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