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学び 2022年10月17日

どうする?どうなる?パパの育休 2

どうする?どうなる?パパの育休 1

近年、育児休業(※以下「育休」で統一)を取得するパパが少しずつ増えていますが、取得をしない人もまだまだ多いようです。そんな中、令和3年6月の法改正で、パパの育休がこれまでより取りやすくなったことを知っていますか?今回の特集では、段階的に施行されている改正のポイントと、実際に育休を取得したパパへのインタビューを紹介します!
パパの育休はパパだけの問題ではないですよね、夫婦で育休について話し合うきっかけにしてみてください。

育休を取得した3人のパパに体験談をお聞きしました!

Fさん

取得期間:産後1 か月間→3 か月間職場復帰→現在9 か月間の育休中/ 一人目での育休

Q1.取得の経緯と、職場の上司や同僚などの反応

A1. 周囲で取得している人が多かったので、自分でも機会があれば取得したいと思っていました。育休開始の約7か月前に上司との面談があり、取得の意思を伝えました。周囲の反応も、子育て頑張ってねという感じでした。

Q2.取得にあたって準備したこと

A2. 最初の育休は閑散期であったため、既存の人員で対応してもらいました。可能な限り引継ぎをし、予定外の仕事は急ぎでなければ復帰後に対応したので、トラブルはありませんでした。2度目の育休は、臨時職員で対応してもらいました。引継ぎは丁寧に行いましたが、休業後1か月は電話で対応しました。今は仕事においての心配事はないです。

Q3.育休中の過ごし方

A3. 夫婦で分担し、子どもとの予定や、夕食を作る曜日を決めました。週に1度は、良かったことを発表することにしています。子どもと子育て支援センターなどに行く時間や、ひとりでジムや資格の勉強をする時間などももてています。

Q4.取得した感想

A4. 日々成長していく息子を間近で見守ることができて良かったです。夫婦2人とも育休を取るの?と思った人もいたと思いますが、育児と家事を並行するのはとても大変なので、同時に取得できたのは良かったと思います。

Q5.これからパパになる方に向けてメッセージ

A5.仕事は何十年と続けていく方が多いと思いますが、あっという間に過ぎる乳幼児期の子育ては、今しかできません。できれば長期間の育休が取れると良いと思います。仕事の代わりはいますが、父親の代わりはいません。今後男性の育休取得が広まれば、今は助けてもらう立場でも、今度は自分が助ける機会も回ってくると思うので、お互い様だと思って積極的に取得してほしいです。

Aさん

取得期間:産後1 週間→職場復帰→1 か月間の育休予定/ 二人目での育休

Q1.取得の経緯と、職場の上司や同僚などの反応

A1. 女性が多い部署なので、完全にウエルカムモードでした。

Q2.取得にあたって準備したこと

A2. いつから休むということを周囲に伝え、仕事をリスト化し引き継ぎました。あとはハローワークへ行って育休制度についてしっかり勉強しました。会社側も、男性の育休について曖昧な部分があったので良かったです。

Q3.育休中の過ごし方

A3. 上の子の体力が有り余らないよう、水族館や近くの公園に毎日連れて行きました。

Q4.取得した感想

A4. 上の子と二人で過ごす時間が増えたことで、じっくりみることができ、成長を感じられました。今まで一緒に寝てくれなかったのに、添い寝してくれるようになり、距離が縮まったのが嬉しかったです。

Q5.これからパパになる方に向けてメッセージ

A5. 二人目以降は本当に大変なので絶対取るべきと思いますし、取って良かったと本当に思います。

Kさん

取得期間:産後1 か月間/ 二人目での育休

Q1.取得の経緯と、職場の上司や同僚などの反応

A1. 周囲に割と取っている人がいたので言い出しやすかったのと、コロナ禍で親を頼るのが難しかったからです。

Q2.取得にあたって準備したこと

A2. 自分で進める仕事なので、軽い引き継ぎ資料を作成するくらいでした。わからない事などはその都度連絡が取れるようにしていました。

Q3.育休中の過ごし方

A3. 上の子の遊び相手をしたり、夜は2日交代でミルクを飲ませたりしていました。

Q4.取得した感想

A4. 育休を1ヶ月取得しましたが、取れるならもっと取ればよかったと思います。

Q5.これからパパになる方に向けてメッセージ

A5. 権利なので、育休制度はぜひ使うべきだと思います。

Kさんママ談

帝王切開だったので本当に助かりました。できれば、1日のスケジュールや、やることリストなどを作ってしっかり分担すると、ストレスが軽減できると思います。それまでお手伝いだったのが、育休後は” 二人で” 子育てできていると感じるようになりました。

制度も整ってきて、育休を取るパパも増えてきているようです。今回の改正の内容を上手に使って、ご夫婦でステキな子育て期間を過ごせるといいですね。


厚生労働省「育児・介護休業法について」
イクメンプロジェクト
厚生労働省による、男性の育児参加や育児休業取得の促進プロジェクト。
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育児休業法に関する問合せ 愛知労働局雇用環境・均等部(室)
TEL:052-857-0312

※協力:社会保険労務士 小野田 理恵子氏

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