昨今、南海トラフ地震の可能性も示唆されています。また、9月は「防災月間」だったこともあり、備蓄品を準備しているご家庭もあるのではないでしょうか。でも、乳幼児のためには、どのような備えがどのくらい必要なのか、不安に思う方も多いと思います。そこで、乳幼児のいる家庭は、どのような備えをしていればよいのか、市役所の防災交通課の方にお話をうかがいました。このお話をふまえて、乳幼児のための備蓄品を見直してみませんか。
まずは身の安全を確保します
自宅や周辺が安全→在宅避難
自宅や周辺が安全でない→避難所
避難所はあらゆることを想定し、備蓄品も用意されてはいます。しかし避難者全員分を十分まかなう数はありません。設備も簡易的なものになります。
在宅・避難所のどちらにしても、非常持ち出し品・家庭のストックは必要です。
特に以下のものは避難所に避難する場合も必要です。
・スティックやキューブタイプの粉ミルクや液体ミルク
・哺乳瓶
※洗浄できない場合も。使い捨て哺乳瓶やインナーバッグの準備を。
・離乳食
※そのまま食べられるものか、お湯であたためるもの。
・紙コップ・使い捨てスプーン
・紙おむつ・おしりふき
※入浴設備がないので、おしりふきは体をふくのにも使える。
・子どもの迷子用名札
・お気に入りのおもちゃ
・母乳パッドや生理用品
・着替え
・マスク、体温計、消毒液
・電池式の携帯充電器、電池
※コンセント式は使用できない可能性がある。
・現金・小銭
※お店が開いても電気が使えずキャッシュレス決済ができない場合がある。
・健康保険証・子ども医療費受給者証のコピー
避難所には乳幼児への配慮はあるの?
・乳幼児とその保護者向けのスペース(教室ひとつ分)を用意
・授乳室や更衣室用の簡易テントやパーテーションを設置
・避難者の状況に応じ、市内の公立保育園に乳幼児とその保護者向けの福祉避難所を開設
災害が起こったら、まずは自分たちの身の安全を確保する事を優先してください。避難所も様々なことを想定し、備蓄品も用意していますが、それでも数に限りがあったり、簡易的なものだったりと、普段の生活と同じようにはいきません。ましてや子育て世代にとっては子どもの泣き声が気になるなど、十分にプライベートを確保するのが難しい避難所に行くことが適切とは限りません。一定の期間生活することもあるので、避難所の状況を知った上でそれぞれの家庭がより生活しやすい場所に避難することを考えましょう。
日進市の避難所一覧※拠点避難所の備蓄一覧も確認できます。
非常持ち出し品、家庭ストック品一覧
実際の避難所の様子 がわかります。( 動画)
日進市防災対策マップ持ち出し品やストックのリスト、避難の仕方など。