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栄養・食事 2023年5月15日

おうちで食育「食材の大きさの目安とかじりとり」 

それぞれのお口の発達に適した、食材のちょうどいい大きさってどのくらいなのか、かじりとリもどう始めたらいいのか、迷うことばかりですよね。今回はそれらの疑問を栄養士の先生に聞いてみました。

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成長・発達に合わせた食材の六きさの目安は「ひと口大」。
小さいお子さんほど、見た目よりひとロのサイズは小さいです。
上下の前歯が4本生えてくる頃にかじりとりをスタートしてみましょう。

 

かじりとりをするのに適している食材・形状・硬さ

《食材》 
おにぎり・トーストしたパン・イモ類・根菜類

《形状》
スティック状
細いものは持ちやすいですが、お口の奥に入りやすいです。ひと口量がわかるように、親が一緒に指を添えて持ってあげましょう。

輪切リ
5mmの厚さから始めて、慣れたらだんだん厚くして、噛み切る力をつけていけると良いでしょう。

《硬さ》
前歯が生えてきたら、卵焼きぐらいの硬さから始めて、肉団子ぐらいまでを目標に。

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おにぎりは丸よりも薄めの三角のほうがかじリやすく、トーストなら1/4程度、根菜類なら直径4㎝ より大きいと、お口の奥まで入らないので、前歯を使いやすいというメリットがあります。

注意点

3歳児のお口の大きさは4cm程度。トイレットペーパーの芯の直径と同じくらいです。この大きさで丸くてつるっとしているものは、のどに詰まりやすいので誤嚥には十分気をつけてください。また、噛む力をつけたいからと固くしすぎても噛めないと丸飲みしがちです。噛む力は大人の1/5です。お子さんの噛む力に応じて硬さを調節してあげてください。

参考:消費者庁ウェブサイト「パン等による子どもの窒息や誤嚥に気をつけましょう」

 

食べにくい食材

・ゆで卵などパサパサしたもの
・わかめや油揚げなどペラペラなもの
・弾力のあるかまぼこ類
・固すぎるお肉
・トマトの皮や野菜の筋など
→これらの食材は、ひと口量を他の食材より小さくすると良いです。

 

栄養のバランスをとれるように食べるためには、色んな形状、食感のものを食ぺ慣れていく必要があります。そうした積み重ねがあると、大人になっても困らずに美味しく食ぺていけるでしょう。

 

監修:高瀬美佐子(管理栄養士)

 

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