水分補給をさせたいのですが、あまり飲みません。
どう声をかけたら良いでしょうか。またコップとストローどちらが良いでしょうか?
子どもが飲まない理由は、喉が渇くという感覚を判断することが難しかったり、上手く伝えられなかったり、遊びに夢中になって飲むことを忘れてしまったり様々です。
乳幼児に必要な1日の水分量は下の表の通りです。例えば、体重10kgの幼児であれば10kgX100~130ml= 1000~1300ml/日が必要で、母乳や飲み物、食事から摂ります(ただし季節や体調により水分が多く失われる場合は、この限りではありません)。そのため、子どもが水分摂取できるような環境を大人が提供することが大切です。適宣声かけし少しづつこまめに与える、食事に汁物を増やす、おやつをゼリーや寒天にするなど色々と試してみてはいかがでしょうか。
また、赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶を「吸う」こと、コップから水分を「飲む」こと、ストローで水分を「吸う」ことは全て異なる口の動きです。赤ちゃんの発達から見ると、スプーン→ コップ→ ストローの順番に飲み込みができるようになります。コップで上手に飲めるのは吸啜反射が弱くなる9~11ヶ月ごろからなので、赤ちゃんの飲み込みの発達に合わせて、ストローで飲む練習よりもスプーンやコップで飲む練習を優先しましょう。その上で赤ちゃんがストローで飲めるようであれば飲ませてみてもいいでしょう。