子どもかまだ小さいころといのうは手やおもちゃなどなんでも舐めますよね。でもコロナ禍もあり病気に感染しないか心配という方も多いのではないでしょうか。今回はなぜ赤ちゃんがなんでも舐めるのか、どのように見守っていけばいいかについて保健師さんにお話を伺いました。
赤ちゃんが手を見つめ、舐めるという行為は生後2か月頃から始まります。自分の指や拳を舐め、自分の手が身体の一部だと認識をします。
4か月頃になるとおもちゃを握れるようになり、手以外のおもちゃなどを口に入れることが増えます。口の中は感覚が発達しているので、赤ちゃんは口を使って物の形や硬さなどを確かめ、それが何なのか学んでいるのです。
赤ちゃんがおもちゃなどを舐める行為は大体1歳半頃まで続き、徐々に口に入れて良い物とそうでない物の区別がつくようになります(発達には個人差があります)。
赤ちゃんが口にいれるおもちゃを清潔に保つことは大切ですが、神経質になる必要はありません。
ただし、口に入れて安全な物をおもちゃとして選ぶことは大切です。
直径4センチ以内の大きさのものや部品が簡単にとれる物は誤飲の可能性があるのでやめましょう。また、人体に有害な塗料もあるので、STマーク(玩具安全マーク)などのついている安全なおもちゃを選び、対象年齢を守って使用しましょう。
公共施設などで赤ちゃんがおもちゃを舐めた場合はスタッフや各施設の所定の場所に返却しましょう。