かぜとどう違う?
インフルエンザは、かぜの病原体と異なるウィルスが原因で発症します。
かぜは一般的に、鼻水、くしゃみ、咳、発熱などの症状がしわ児を進行しますが、インフルエンザは発症直後から38度以上の高熱が出たり、悪寒、頭痛、全身の関節痛といった症状がみられます。肺炎など合併症も起きやすく、重症化することも多くあります。中でもインフルエンザ脳症の致死率は10%程度あり、回復しても後遺症を残すことも多いといわれています。
【流行しやすい時期 】12月~3月頃
【感染経路】 飛沫感染、接触感染
かかった場合のホームケア
・水分の補給について
全身の倦怠感やのどの痛みにより食欲が落ちることもありますが、水分はこまめに飲ませ脱水にならないよう注意します。
・熱が高いとき
寒がるようであれば、布団などをかけ、室温・湿度も上げて暖かくします。汗をかいたらこまめに着替えを。解熱剤については、あらかじめ医師や看護師・薬剤師などにご相談ください。
効果の高い予防策
●手洗い
●人ごみを避ける
●環境を整える
(室温は20度前後、湿度は50~60%前後が目安です。)
●予防接種
流行前の10月下旬から12月上旬までに済ませます。(生後6ヶ月から接種することができます。)
ワクチンは流行によって変わるため、毎年受ける必要があります。卵アレルギーがある場合は医師に相談してください。
こんな時はすぐに受診を
・ボーっとして反応が悪い
・異常な行動や言動をとる
・けいれんやひきつけがある
・呼吸が速い、息が苦しそう
・吐き気や嘔吐がある