子どもの居場所周辺は安全ですか?子どもの特性や発達に合わせた気配りで事故を予防しましょう。
目次
→ 0から6か月頃
→ 6か月頃から
→ 応急処置
→ 病気・ケガのときの連絡先はこちら
0から6か月頃
子どもの発達は目覚ましく、昨日できなかったことが今日はできるようになります。発達の少し先を見越して、赤ちゃんの周囲の環境を整備しましょう。
この時期に起こりやすい事故の原因例
◆窒息…枕・やわらかい布団・スタイ・ぬいぐるみ
◆やけど…熱いミルク、風呂の湯の温度
◆転落…抱っこひもからの転落、ベッド・ソファからの転落
◆熱中症…車内放置
6か月頃から
ハイハイ、つかまり立ち、よちよち歩きと、日ごとに動く範囲が広がります。室内に危険な箇所がないか、子どもの目線で見直しましょう。
この時期に起こりやすい事故の原因例
◆誤飲…たばこ・薬・ボタン・電池・硬貨など
◆窒息…ビニール袋・ナッツ類・ミニトマト・ぶどう等
◆やけど…カップ・湯のみ等を倒す・湯沸かしポットのコードをひっぱる
◆転落…ベビーカー・いすから落ちる
◆打撲…転んでテーブルの角にぶつける
応急処置
万一事故が起きたとき、家庭でできる応急手当のポイントを知っておきましょう。
◆すり傷・切り傷
傷口を流水で洗い流し、ガーゼ・救急絆創膏などで傷口を保護する。
◆やけど
すぐに流水で患部を冷やす。範囲が広く、深い場合は病院へ連れていく。
◆頭を打った
冷やした保冷剤をタオルで包み、患部に当てる。しばらくして吐いたり、ぐったりしたり、眠たがったりしたときは病院へ連れていく。
◆熱中症
涼しいところで風を当て、水分と塩分を補給する。夏場は車中に短時間でも一人にしない。
◆窒息
子どもを下向きにし、大人のひざに乗せ、背中を手で強く押すようにたたく。
◆誤飲
500円玉より小さなもの・液体は誤飲の可能性がある。飲み込んだものによって対応が違うので、確認が必要。
ボタン電池・家庭用洗剤・先のとがったもの等は、吐かせず、医療機関に連れて行く。
※化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などで中毒症状が現れたときは、それぞれ対処方法が異なりますので下記に確認しましょう。
(財)日本中毒情報センター
●大阪中毒110番(365日 24時間対応) 072-727-2499(情報提供料:無料)
●つくば中毒110番(365日 9時00分から21時00分対応) 029-852-9999(情報提供料:無料)
●たばこ専用電話072-726-9922(情報提供料:無料)